良くない人間関係から離れて幸せになるべき(隣人の影響)
あなたの周囲の人は自分にとって良い人でしょうか?自分の意見を受け止めてくれて、自分の考えを無理をしなくても良い関係でしょうか?
大半はそんな人ばかりじゃないと思います。特に日本ではそういった人も調和をとっていかなければうまく社会が回らないという構造があります。
しかし、可能な限り、そういった人間関係とは離れて、良い人間関係の中で過ごすべきだ。
今回は、その理由とそれを知った私たちはどうすべきかという内容で進めていきます。
離れるべき人間関係とは
離れるべき近しい人間関係を挙げていきます。特に職場で思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。実際にそれくらいの距離感の隣人レベルの人間関係で人生が変わるといっても過言ではないようです。
- 生産性の悪い人
- ネガティブな発言をする人
- 嫌味を言う人
1.生産性の悪い人
隣に仕事の出来ない人が座っていると、その影響を受けて10%も生産性が下がるという結果が、ハーバード大学による2,000人のオフィスワーカーを対象にした2年間にわたる生産性・品質などを調べた研究で出ております。
逆に、自分と違うタイプ(生産性重視・品質重視など)で仕事の出来る人の隣に座ると生産性が17%、品質も上がったという結果もあります。
さらに、ダラダラ仕事をする人の隣で仕事をすると、ストレスが溜まるという研究もあります。そして、ストレスホルモン、コルチゾールが分泌され、動悸やパニック・うつ、自己免疫疾患を起こす原因になることもあります。
この場合は、自分を責めるべきではありません。周囲の人からの影響を疑ってみるのもありかもしれません。
2.ネガティブな発言をする人
人間は、ネガティブな感情に影響を受けやすいものです。さらに、ネガティブな感情はポジティブな感情の7倍の力があります。この力の差を覆すのはかなり大変です。
さらに1993年の研究では、ポジティブな人でも周囲のネガティブな発言を聞く、ネガティブな動作を見ることで、影響を受け、表情や話し方までネガティブになってしまうという結果があります。さらには、テレビなどでネガティブな映像を見ることでも、コルチゾールは分泌されます。
受動ストレスにより、2004年の研究で脳の海馬(短期記憶・推測能力)の活動が低下するという結果、1981年の研究でネガティブな人を2分見るだけで脳の働きが低下するという結果があります。
よって、ネガティブな性格なのが悪いわけではありませんが、ネガティブな発言や行動は他人に影響があるってことを肝に銘じていかないといけません。そして、可能であれば距離を置く。といった措置を取るべきです。
SNS・炎上案件は見るのもほどほどにしたほうが良さそうです。
3.嫌味を言う人
職場で雑な扱い・嫌味を言われたり・理不尽なことをされるとその日の怒りや敵意レベルが上がるという結果が、シンガポール国立大学による56名の朝・夜の気分の変化を本人およびパートナーも対象として調査した研究で出ています。
ようするに、職場での気分を家に持ち帰ってしまい、配偶者や恋人といった近しい人に当たってしまうとのことです。
なぜなら、職場での怒りはその場で押さえつけるしかありません。抑圧された怒りの感情は、プライベートで暴言や暴力といった形で爆発し、一番大切な人間関係である家族との幸せな日々を失いかねません。
そういった残念な上司がいる会社やブラック企業で耐え続けることは、人生にとってデメリットにしかなりません。
幸せになる人間関係をつくるには
- 近くにいる人を選び、良くない人間関係は減らす
- 自分を責めず、周囲からの影響を疑う
- ストレス対策をする
- マインドフルネスする
- 転職をする
- 仲間を見つける
- ネガティブをリフレーミングする
- メタ認知(客観視点で自分を見る)
1と2については、上記が理由。3と4については、過去記事で色々紹介しております。5~8は下記にて
転職する
退職代行
近頃は、退職するのが難しいと思い込んでしまいがちです。そこで、退職代行という選択肢があります。参考までにリンクを貼っておきますので、ご覧ください。
転職サイト
個人的な意見ですが、これから先は個人で生きていけるスキルが必要になるかもしれません。そうなるとIT系が理想です。どちらも未経験から可能とのこと。こちらも参考としていくつかリンク貼っておきますので、是非ご覧ください。
仲間を見つける
・ハーバード大学の研究による幸福度・健康度に影響がある人間関係ランキング
- 近所のお互い友人だと思ってる人・・・人生の満足度148%
- 隣人・・・仲良くなれそうな隣人の近くに住むと良い
- 近所の自分が友人だと思ってるけど、相手がどう思ってるかわからない人
- 自分は仲が良いとは思ってないけど、向こうが友人だと思ってる人
- 近所の親戚・家族
- 同居している配偶者など
- 同居してない配偶者など
- 近所の組合の人
- 遠い場所の友人
・ストレングス・ファインダー2.0の著者トム・ラス氏の Vital Friends によると、8タイプの友人が居ると良いとされています。
- ビルダー ・・・自分の良いところを見つけて、気付かせてくれる友人
- チャンピオン ・・・否定せず、ベタ褒めしてくれる友人
- コラボレーター・・・同じ趣味を持ってる友人
- コンパニオン ・・・親友
- コネクター ・・・人脈が多く、困ったときに人を紹介してくれる友人
- エナジャイザー・・・エネルギーをくれる楽しい友人
- マインドオープナー・・・ひらめき・発想の転換をくれる友人
- ナビゲーター ・・・アドバイスをくれるメンター的友人
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ネガティブをリフレーミングする
ネガティブなことをポジティブに変えることができる思考法です。
失敗を学びの機会に、逆境を才能の発掘や成長の機会に、挫折を仕事や人生の価値を共有できる「人との出会い」に変えられます。
例えば、大量の仕事を夜遅くなるまで残業しないといけない(最悪だ!しんどい)が、乗り越えたら確実に作業スピードがあがるから今は頑張ろう(成長した)みたいな風に考えることです。
メタ認知
マインドフルネスにも繋がることですが、自分を見下げる感じで自己を客観的に認知することです。
これができると、自分を他人事のように見つめることができるだけでなく、相手からの攻撃も受け流し、「この人が機嫌が悪いのは何かあったからかな?」といった姿勢を持つことが出来ます。
まとめ
人生は有限です。出来ることなら、限られた時間を最高の人間関係で過ごし、幸せに生きていくべきだと思います。ましてや家族に影響があっては悲しいです。
そこで、極論とも言えるキーワードにしましたが、多くの人の人生が良くなりますよう、これからも投稿していきます。
今後ともよろしくお願いいたします!