自己肯定感を高め、自分を好きになるための科学
さて、自分のことを考える・感じるときに根底となる自己肯定感についての話をしていきます。自己肯定感が高ければ、どんなことが起こっても自信を失うことなく生きることができます。
自己肯定感は、主に幼少の頃の経験で形成されると一般的には言われているため、大人になってから身につけるのは遅いから無理だと考えてはいませんか?
今回は、大人になってからでも「自分が嫌だという人が、どうやったら自分を好きになっていけるか」について科学的に解明されている自己肯定感を高める方法を紹介させていただきます。
強みの無知
強みの無知「ストレングス・ブラインドネス」から脱しましょう。
自分の中に強みを持たないと、いつまでたっても自信に結びつきません。自分の強みを生かされている仕事をしているかどうかで自信が満たされている、成功していると感じています。
一般的な成功とされている人で自由に使えるお金や時間があったとしても、周りの人の賞賛をもとにそれを決めている人が多く、実は自分に自信がないということもあり得ます。
例えば、そういう人は外車に乗る、高級バッグを持つ、高級住宅街で住むなどといったように、本質的なお金の使い方ができなくなります。
さらには、こういった人は周りの賞賛がなくなったら自信がなくなります。
全てがそうではありませんが、自由に使えるお金や時間があっても質素な暮らしをしている人もいらっしゃいます。心豊かな人は強みを生かし、自信があるから見栄を張る必要がないのでしょう。
強みの無知から脱却するため、自分の強みを3つ挙げる
強みを一個に絞るとその強みを生かして失敗したとき、心が折れたときに対処できません。この「強み」については、好きな事は何なのかを掘り下げてくると出てくるものです。
例えば、飽きっぽい、飲み込みが早い、好奇心旺盛など
こういった自分を特徴づける強みを日常生活で生かすことが、強みの無知からの脱却につながります。
ポイント
・自分を特徴づける強みを使う
・新しいことに使う
・日常的に使う
以上のことを実行していけば自分の強みに対する意識が高まり、それを生かす働き方をすることで幸福度が増加し、うつ傾向が低下するといった効果が期待できます。
ただの強みと自分を特徴づける強みとは違います。自分を特徴づける強み(自分の性格的な部分だったり、性質的な部分)だからこそ自信につながります。
ただし、自分の強みと言うものに慣れてしまうとやりがいを感じなくなるという弊害もあります。それを防ぐためには自分の特徴をつける強みを見つけ、常に新しいことに使っていく必要があります。
そうすることで自分の強みをありがたみを持って認識することができます。それを、日常的にに感じて生きていくことが自信を持つことにつながり、メンタルが強くなります。
又、強みを生かせることは、同時に得意なことなので仕事の成果が上がります。
例えば、強みが「引きこもるのが苦痛じゃない」だとしたら、事務所で図面を書くことに適応していき、さらに早く仕上げる工夫をしながら、丁寧な仕事を評価され受注が増えます。
仕事に適応できない人は、何度仕事をこなしても工夫やレベルアップをせず、ただ作業をするのに慣れてしまって自分の強みを生かすことが出来ません。
ここからは、強みの無知の脱却することによる効果を3つ紹介します。
自分の強みを知っている人は面接の時でも20%ほど有利
自分の強みがある人は、発言に迷いがなくなりますので、堂々とした態度で自信を持ってプレゼンテーションできます。
内向的な人でも自分の強みがあることを話すときには外向的になれる
ヲタクの人にアニメの話をすると急に饒舌になる。といったように、内向的な人でも自分の強みがある部分を話すときは外向的になれます。
まとめると、何かを習ってスキルを身につけるのは良い。ただし、単純に資格をどれだけ持っているとかではなく、自分の強み(飽きっぽい、飲み込みが早い、好奇心が強いなど)を生かせる仕事やチャレンジをしていると新しいスキルを身につけることができます。
ケンブリッジレジオナル大学の研究によると新たなスキルを身につけると月給を15万円増えたのと同じくらいの自信に繋がるとされています。
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思いやりが自信の元になる
他人の親切になるようなことに時間をかけると焦りがなくなります。
冷静に自分のやりたいことに時間を使え、他人に時間を使うことで幸福度があがり自信が付きます。
それは、自己犠牲ということではなく、お互いの利益をどうやって増やすかを考え、他者志向のギバーになると自分の利益を犠牲にしないで互いが利益を享受できるようになります。
自己肯定感を高める仕事への取り組み方
ジョブ・クラフティングによりやりがいを向上する
ジョブ・クラフティングを行うことにより、自分の意思で自分流を再定義すると仕事に対する満足度・幸福度が上げられます。
ジョブ・クラフティングを日本でいち早く行ったのが、株式会社JR東日本テクノハートTESSEIというJR東日本のグループ会社です。
同社は新幹線を劇場、客を主役、自分たちを名脇役と捉えてジョブ・クラフティングを行いました。
その結果、やりがいが生まれモチベーションが上がり、離職率が減るという成果を出し、非常に成功した例としてハーバードビジネススクールでも認めている働き方とされています。
この方法は、自分たちの嫌な仕事の中に、新しい見え方とか役割を見出していく方法として優れています。
他にも
・目標を達成するには、強い意志で設定した目標、そこにたどり着くための柔軟な姿勢、先を見通す能力を身につけると自分に自信がつきます。
・感情が安定している・一貫した上司(親)の部下(子供)は、チャレンジ精神が沸くようになる。
・自信満々の先生の下で教育を受けると、生徒の自信もあがる。
・高校時代の学校の成績の自信(努力した結果)が、大学卒業直後の自信につながる。
・成長マインドセットにより、今はできなくても知能や自分の能力は、鍛えると向上すると考える。
おわりに
今回は、自己肯定感を高める方法を紹介しました。
自分の強みを理解する。これが一番肝になりそうです。ちなみに飽きっぽい、飲み込みが早いは私の強みです。
強みというのは、短所からも得られると確信してます。
飽きっぽい×飲み込みが早い=器用貧乏ですが=「極めれば神」と最近は考えるようになりました。
皆さんもプラスに捉えて楽しい挑戦をしてくださいね!
今後ともよろしくお願いいたします!