子どもが泣いてイライラするときには自問自答し、対策しよう
子育てに関わっていると子どもが泣いて泣き止まない。いつまでも泣きべそをかいてウジウジしていてイライラする。なんてことはよくありますよね。
そんな時、あなたはどうしてますか?叱り付けますか?子どもの言うとおりにしますか?
正直なところ、イライラすると思います。だって、子育てって大変ですよね。子どもと向き合うのは体力も使います。その上で精神まで削られるわけですから。
時には、怒鳴りつけてしまうこともあるかもしれません。
イライラするのはなぜなのか、そして対策としては?今回は、その辺りを掘り下げてみます
本当に子どもの問題!?自分の問題です
さて、このイライラってなんでくるんでしょうか。いくつか思いつくままに挙げていきました。
- 仕事での疲れが溜まっている
- 全身が凝り固まってる
- 家事が思うように進まない
- 赤ちゃんがいて睡眠不足
- 育児に係る名もなき仕事が多すぎる
- 子ども達の話を聴かなければならないというプレッシャー
- 旦那さんが育児の苦労をわかってくれない
- 奥さんが仕事の苦労を理解してくれない
- 自分の時間がない
- 社会からの孤独感と焦り
- 幼少時の自分の経験からのギャップ
- etc・・・
挙げたらキリがないですよね。それだけ大人は様々な問題を抱えております。それゆえに子ども達の本能をむき出しにした感情を受け止めきれない。それでイライラしてしまうのだと私は思います。
しかし、親がずっとイライラした家庭で育ってしまうと、子ども達の人格形成に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
子ども達の問題でそうなるなら仕方ありませんが、私たち親世代が子ども達の未来を閉ざしてしまうわけにはいけません。
仕事での疲れが溜まっている
仕事をしているとどうしても疲労が溜まります。フルタイムで働く場合は、自分のリソースのほぼ全てを投入してしまいがちです。単純ですが、人は疲労すると心の余裕もなくなってきます。
すると、ちょっとしたことでイライラしてしまうのは仕方のないことです。
疲労が溜まりやすいのは、体力の問題かも知れません。疲労の溜まりにくい身体を作るため、運動習慣のない方は積極的に運動をしていくべきです。
さらには、子どもが成長していくと運動会への出場などがあります。正直、体力がないと務まりません。
運動習慣を身に着け、疲労が溜まりにくい身体を作ることでイライラは解消されるのではと考えております。
全身が凝り固まっている
仕事疲れでもありますが、全身が柔軟性を失っている場合は、注意が必要です。同じ人の場合ですが、不思議なことに体の柔軟性と心の柔軟性は、一致しているらしいです。
うつ病の人は、肩こり・首こり、それに伴う頭痛や自律神経失調症などを併発していることが多いです。私自身も全身バキバキでした。
整体や筋膜リリース・ストレッチ・ヨガなどの習慣を取り入れ、柔軟な身体を手に入れば身体状態が快適になり、連動してイライラは解消されるのではと考えます。
家事が思うように進まない
これは、育児と家事を両立しようと努力した方しかわからないと思います。主に奥さんがその重圧で苦しんでられるのではないでしょうか?
赤ちゃんが出来たばかりや、まだ幼児の子どもが複数いる場合は、泣かれたり・呼ばれたり・話を聴いたりで全く家事が進みません。
かくゆう私も、ある程度以上の家事をうけもってます。さらには、そこそこ完ぺき主義だったため、目標としているところまで出来ていないのモヤモヤしてしまう。
それなのに、子どもがいると全然進みませんので、イライラしてしまうタチの人間です。
さらには、赤ちゃんの場合、抱っこしながら家事をします。
進まなくて当然やで。片手ではね・・・
そこで、最近は、手抜きを覚えました笑
雨の日の洗濯は、洗濯機だけ回して、コインランドリーの乾燥機に出しにいく。食器は食洗機を利用する。部屋の掃除は余裕のあるときだけ。窓は年に1回というように決めています。
配偶者と相談の上、手抜きというより、妥協できるところは妥協してしまうのが、イライラに結びづかなくなるんじゃないかと考えます。
赤ちゃんがいて睡眠不足
これは、乗り越えましょう。赤ちゃんは授乳で起きるので防ぎようがありません。生後2ヶ月がピークです。
男性は慣れましょう。女性は休めるときに休んでください。特に男性は、奥さんが休めるように動いてあげてください。
こんなえらそうなことを言ってますが、1人目のときはそんな気持ちにはなれませんでした。
とにかく、寝られるのであれば早く就寝できるようにしましょう。色んなことに支障ができるだけでなく、事故の可能性もありますから。
育児に係る名もなき仕事が多すぎる
泣いたら抱っこしないと泣き止まない・トイレに連れて行く・ウンチが漏れて布団が汚れた・ゲロで布団が汚れた・急な発熱・予防接種・○ヶ月検診・子ども手当ての申請・保育園の準備・連絡帳記入・保育園のイベントの準備などなど
挙げたらキリがないです。奥さんが第3子を出産後入院時に、子供2人と数日過ごしてましたが、ワンオペの恐ろしさを垣間見ました。
とにかく、普段、育児に関わらない人は知っておくべきことです!特に、40代後半から上の世代にはわかってもらいたい。
相手の理解があると感じられるだけで少し気は晴れる部分もあります。
とはいえ、幼児の子どもと過ごし、体験しないと大変さはわかりませんがね。
子ども達の話を聴かなければならないというプレッシャー
子どもの心の成長のためには、存在承認・意識承認が大事ということを記事にしましたが、話を聴いてもらえたという実感のある子供は、自信をつけ、行動し成長していきます。
しかし、知ってるがゆえにこれを意識するとプレッシャーになりそうな気がします。実際、子どもは「きいてきいて!」と寄ってきますよね。
1人なら良いんですが、2人同時、プラス赤ちゃんとなると、段々聴くのがしんどくなります。それを毎日するわけですから・・・
もし、プレッシャーに感じているなら、華麗にスルー(少し応えない)スキルを発動しつつ、一つずつ応えて、完璧を目指さないと考えるしかないですね。
旦那さんが育児の苦労をわかってくれない
これは、先ほどの「育児に係る名もなき仕事が多すぎる」と同様で、ワンオペ体験させる。しかありません。
奥さんが仕事の苦労を理解してくれない
世の旦那様のお悩みでしょう。私の会社では飲み会はありませんが、定期的にひらかれるところでは、余計理解されません。
どうやら、女性にとって忖度はいらない考えのようです。女性は現実的ですからね。相手を推し量るようなことでじれったく仕事してて、すぐに実績があがらないのでは意味が無いといった具合です。手厳しい!
私は、何度か大きな喧嘩になってますから偉そうに言えませんが、こればかりは時間をかけて話し合うしかありません。話し合いのおかげで今の私たちはあると実感しています。
自分の時間がない
時間貧乏ですねぇ。それだけ、育児というものは、時間を使うものです。わかっちゃいるけど、納得できない。
うちの奥さんのように笑 1人の時間を作りましょう。もちろん、両方そういう時間を作れるように協力しあう、それがベストです。一瞬もやっとしても構いません。ぶっちゃけ快く思えなくても良いんです。
感情のままぶつからなければ、きっと互いの時間を尊重できる日が必ず来ます。
社会からの孤独感と焦り
これは、子育て世代あるあるかな?と思います。
- テレビは基本バラエティはつけず、子ども番組やEテレメインになります
- 旦那さんは、定時帰りなどで会社の人との関わりが薄くなり、友人関係がパパ友(できれば)のみになります。又、出世に響きます。
- 奥さんは、産休=退職の場合、他のキャリアを積んでいく同僚との差が気になっていきます。
社会からの孤立したような気がしますが、実は新しい人間関係の始まりと考えるようにするといいかもしれません。最近では、終身雇用の限界とも言われておりますので、社内の人間関係を重視するよりも、より人脈を広げていく必要があります。
そういった意味でも、プラスに捉えて、育児が落ち着いてきたときに向けて、次のチャンスを掴めるような準備をしていけばと思います。
幼少時の自分の経験からのギャップ
はい。これ私です笑
長男が私の幼少の頃によく似てまして、内向的で泣き虫で、そのくせプライド高くておしゃべりという、難しい性格です。自分そっくりがゆえに、泣き虫なのをイライラしてしまう。
そして、私は親が離婚したため、寂しい思いをした経験がある。しかし、この子は全然寂しくもないし、何不自由もない。こんなに恵まれているのに。という非常に残念な嫉妬心がありました。
この嫉妬心は危険だ。虐待の火種になりかねない。そう考えて、試行錯誤しておりました。
しかし、最近になって解決の糸口を見つけることが出来ました。
なんで、息子は泣くのか。それは本人の口から出た言葉で気付くことができました。
私 「どうしてへにょへにょ言うんだ」
息子「父ちゃんが怒っているから涙」
私 「え?怒っているんじゃない。泣いてても何にもならないから言ってるんだ」
息子「怖いよぉ~涙」
私 「あ、そうか。ごめん。」
どうやら、私が常に怖い顔をしていたようです。仕事やなんやかんやのストレスでイライラが顔の表面に出続けており、息子は萎縮してしまってたみたいです。
自責の念でいっぱいでした。同時に、自分もそうだったような気がしました。それでいて父のことは大好きでした(生きてますw)からね。
それ以降は、出来る限りイライラしないような考え方をしていくという決意でこういうブログを書いているというわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?子どもへのイライラはほぼ自分の問題だったりします。もし、共感いただけたなら、自問自答していただき、自分の問題と子ども達への思いを再確認していただけるかと思います。
次回もよろしくお願いいたします。