リラックス空間を作るために五感を活用して住環境を整える方法7選

日々のストレスが多い仕事をされている方は、帰った時くらいはくつろぎ空間が欲しくなるものです。

あなたの最高のテリトリーである自宅は、より良いものにしたいですよね。

特に自分にとってくつろげてリラックスできる空間にしたいという気持ちがあると思います。

とはいえ、適当にアロマを利用することは出来ますが、具体的にどういったことがリラックス空間に結びつくのかわからない。

そこで今回は、五感を通して科学的根拠があるリラックス空間を作る方法を7項目紹介いたします。

目次

リラックス空間を作るには五感を意識

人間の感覚に沿って計画を立てて住環境を整えることでより理想的なリラックス空間を作ることができます。

地域

(聴覚)

始めに考えるのは住んでいる地域です。親、兄弟・親戚からの介入、朝から車のクラクションの音や怒鳴り声、ペットの鳴き声など様々な問題や騒音があると思いますが、そんな状態ではリラックス出来ません。

極力、人の介入が少ないところで住むのが理想ですが、田舎は不便なので買い物等アクセスのバランスが取れている地域に、実際に行ってみて調査してみるといいかもしれません。

住宅の購入をお考えでしたら、一度賃貸物件で住んでみると地域の状況を把握できます。

騒音(デシベル:db)の目安は50db以下が最低条件です。音の目安としては、静かな事務所・クーラーの室外機・1m離れた換気扇くらいです。

(味覚)

さらに地域によっては、産直の野菜や生鮮食品などの美味しいものが安く手に入れられるかもしれません。

美味しいものを食べながらくつろいだの方がよりリラックスできる環境と言えるかもしれません。

建物構造

(嗅覚)

建物(部屋)の構造ですが、木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造などがあります。

この中でリラックス効果が高い構造といえば木造住宅です。なぜなら、調湿機能、断熱性という快適性だけでなく、木には「フィトンチッド」と呼ばれる成分があり、製材後も発散し続けます。

新築の建物で木の良い香りが漂ってる場合がありますが、それがフィトンチッドです。

フィトンチッドの効果

  • 脳内のアルファー波の発生を促して、精神が安定させる
  • 呼吸を正常に整える
  • 交感神経優位から副交感神経にし、不眠を解消する

(触覚)

最近の住宅では高気密・高断熱が標準仕様になってます。冷暖房効率の高さで快適性が高いのがメリットですが、意識しておくべきとしては換気のしやすさです。

家を借りる時でも買う時でも是非試していただきたいのは、窓を開けて空気が循環しているか確認することです。

参考

私の経験談ですが、住宅の部屋の配置によっては窓を開けているのに換気が悪く、日当たりの悪い部屋の隅にカビが生えたりすることがあります。

もちろん、正しく換気扇を使用しているかとどうかといった人的な要因もありますが、根本的な設計ミスが事実存在しますのでご注意下さい。

換気扇の使用方法で触れた記事はこちらをご覧下さい

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壁材

(嗅覚・触覚)

壁の材料ですが、壁紙とか土壁、タイルなんかがあると思います。壁紙はビニルシートのものより和紙のものを、土壁は漆喰など、タイルはエコカラット・MOISS(モイス)のような調湿機能の高いものを使用すると良いです。

エコカラット・MOISSのような新建材は換気能力が高く、消臭など機能性も高いのでおススメです!

最近では自分で漆喰を塗るような製品も出てきました。小さな部屋とかでしたら土壁の代わりにDIYで楽しく左官作業ってのもありですよ。

関連

  • エコカラット・・・メーカーはLIXIL、調湿・消臭・有害物質除去、水拭きできる
  • MOISS・・・メーカーは三菱商事建材、調湿・消臭・有害物質除去・防火・防カビ
  • うま~くヌレール・・・練る必要なし!そのまま塗れる漆喰、コテも必要かも?

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建材を雑貨にして販売してるみたいですね
エコカラット雑貨
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照明

(視覚)

照明は電球色や温白色のものをチョイスしましょう。最近ではLED化により、色を調節できるものが多いのですが、だいたい300ルクスの照度であれば、リラックスしやすいかと思います。

わかりやすく言うと、電球色が一番リラックスには良いということになります。リビング・ダイニングルームや寝室に向いていますね。
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設備機器

(嗅覚・触覚)

温度・湿度調節はエアコンと冬場なら床暖房の組み合わせが個人的にはベストかなと思います。

とくに床暖房に関しては、温水式床暖房のほうが空気が乾燥しにくく快適です。足元から暖めるので他の暖房機器を使用しなくても十分暖かくなります。

又、換気が十分に出来ないときや空気が悪いときは空気清浄機を使用を検討することも良いでしょう。
当たり前のことですが匂いや湿度といった部屋の快適度を上げるとストレスが減りやすいです。

快適な室内温度と湿度の目安(触覚)
季節 室内温度 室内湿度
夏場 25~28度 55~60%
冬場 18~22度 45~60℃

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アロマ

(嗅覚)

気持ちがリラックスするには香りも考慮に入れると良いかもしれません。新築木造住宅なら、既にスギやヒノキといった構造材を使用している場合、何もしなくてもアロマ成分が漂ってきます。

お好みの芳香剤やアロマオイル・御香をお部屋に置けばお手軽にリラックス空間を演出できます。

(参考)男性向けのアロマに関する記事はこちらをご覧下さい

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ふわふわなものを置く

(触覚)

ふわふわなソファーやマット、抱き枕など柔らかいフワフワしたものは多くの人の心を和らげます。
これは、母親が与えてくれる心地よい接触の代わりにフワフワを触ると安心する赤ちゃんのときから持っている性質で、大人でも効果があります。

男性でもビーズクッションが好きって方も多いと思います。めちゃくちゃ快適ですからねぇ。

座りやすいクッションが増えてきてますので実用性&精神的な癒しを求めてダラァーンとくつろいじゃいましょ!

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最大のリラックス空間は1人になれる時間

以上、リラックス空間を作るために五感を活用して住環境を整える方法7選でした。

もし配偶者やお子様がいらっしゃる場合は「1人になれる時間」こそが最大のリラックス空間なのかもしれません。

なかなか五感に意識を向ける時間って取れないほど現代人は忙しいです。

そんな中でも「1人になれる時間」をつくり、リラックス空間で最大の癒しを満喫することで心身健康を維持していきましょう。

 

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この記事を書いた人

HTサポートワークス代表
・設備設計
・生成AI×DXコンサルタント
・会社員時代社内DXにて年間休日90日から120日に
・残業ゼロ計画施行

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